ライバーの時代がやってくる!「身体を超える」トランス女子の新しいステージ

スマホ一台で、世界とつながる時代。その象徴とも言えるのが「ライバー」という存在です。特に今、トランスジェンダーやトランス女子にとって、このネット空間は単なる活動の場ではなく、「身体の制約から解放される場所」として、特別な意味を持ちはじめています。

変わりゆく発信のかたち

ライブ配信市場は年々拡大中。ファンとリアルタイムでつながるこの文化は、既存の芸能事務所やテレビ局を通らなくてもスターになれる可能性を持っています。今までの芸能は、どうしても“身体”が基準になりがちでした。身長、骨格、声、戸籍…トランス女子にとっては越えなければならない壁が多かった。でもライバーは違う。「好きな服で、好きな声で、好きな名前で、すぐに」活動できる。つまり、性別移行の途中でも、手術の有無に関係なく、今の自分で表現できる。
これはトランスジェンダーにとって、かなり革命的です。

アバターというもう一つの身体

さらに象徴的なのが、VTuber文化の広がりです。アバターは、自分の理想を形にした身体。
そこでは、現実の制約はほとんど意味を持ちません。もっと自由で本当の自分。それらを、すでに“存在させる”ことができるのです。心理学では、これは「プロテウス効果」と呼ばれ、理想の姿で活動することで、実際の自己肯定感も向上することが研究で示されています。つまり、ネットの中の自分が、現実の自分を救うこともあるのです。
2026年の国内VTuber市場規模予想は1,500億円超とも言われ、個人勢も活躍の場を広げています。

Seraで試験運用中のテストモデル

「共感」が最大の武器になる時代

もう一つ、重要な変化があります。それは、ストーリーそのものが価値になる時代になったこと。トランスジェンダーとして生きる経験、悩み、喜び。それらは、隠すものではなく、共感を生む「魅力」になります。特別な才能だけがスターを作る時代ではないということです。実際、TikTok LIVEでは、日常を話すだけで何万人ものリスナーを集めるトランス女子ライバーも増えています。西原さつきも最近はTikTokLiveに力を入れ始めています。

Seraが考える「トランス女子×ライバー」の可能性

Seraとして、この流れは単なるブームではなく、「芸能の構造そのものの変化」だと感じています。これまで芸能界は、“完成された存在”を求める世界でした。
でもライバー文化は違います。未完成でもいい。成長途中でもいい。むしろ、その過程こそが魅力になる。これは、性別移行という「変化の物語」を生きるトランス女子と、非常に相性が良い表現形式です。完成されたアイドルではなく、“今この瞬間を生きているアイドル”。それはきっと、これからの時代の新しいスターの形です。

そしてSeraは、その「物語ごと輝くトランスジェンダー表現」を、これからも一つ一つ、丁寧に育てていきたいと思っています。

この記事を書いた人

Sera 運営部

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